詩人:少年A | [投票][編集] |
枯れ落ちた花に誰も見向きもせず
人は
ひとときの安らぎを
過ぎ去った美しき世界に求める
汚れた現実は小さな心には大きすぎて
叫ぶ声は誰の耳にも聞こえなくて
僕はここにいるよ
這いつくばった地上から見る空は
何故か今日も輝いている
詩人:少年A | [投票][編集] |
ピアノの戦慄のような君の声を聞くたび
僕は君を強く抱きしめる
迷いの中見つけた幸せに僕たちはすがり
互いの気持ちを探るように言葉を紡ぐ
ねぇ
君が望む全てを僕に打ち明けてくれないか
僕が覚えた全てで君に答えてあげるから
君が悲しみの雨に濡れぬように
詩人:少年A | [投票][編集] |
白い部屋に佇み
硬い格子の張り巡らされた小さな窓から空を見上げる
曇天の空からは
白い結晶が舞い降り
黒く塗りつぶされた世界を白く染め直していく
闇を照らす光のように
僕の心も染め直してくれればいいのに