ホーム > 詩人の部屋 > 蒼風の涙の部屋 > いつか…

蒼風の涙の部屋


[5] いつか…
詩人:蒼風の涙 [投票][編集]

切ない気持ちに
堪え切れず
部屋を飛び出した
夜空を眺め歩けば
素敵な風の流れる薫りに
君がいた頃の記憶を
重ねてしまう

僕はまだ歩きだせず
まるであの日に
忘れ物をしたみたいに
もう会えない君を
二度と会えない君を
泣きながら探していると
痛感する。

僕に出来るだろうか?
まるでオルゴールの
小さく優しい音みたいに
亡くした君を
セピア色のちょっぴり
悲しい記念写真みたいに
君の記憶を
思い出に?

2005/10/12 (Wed)

前頁] [蒼風の涙の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -