詩人:瑳紗 | [投票][編集] |
ラジオから流れた少しだけ懐かしい曲
悲しくもないのに涙がでるのは
僕が弱いからかな
初めて出会ったあの人
かき分けるように歩いた雑踏
お決まりの遊び場
この曲を聴いた場所
いつも一緒にいた友達
寂しさを隠そうと
思い出は心の奥底に
閉じこめたはずだった
それでも戻れはしないから
もう少し、
僕の涙が出なくなる日まで
この曲とこの寂しさは
もう一度心の奥にしまっておこう
新しい輝きの場所を見つけたら
そっとこの扉を開けるんだ
詩人:瑳紗 | [投票][編集] |
どんなに傷ついても
嫌いにはなれなかった
広がった距離間は
私をよけいに寂しくさせる
離れれば離れるだけ
あなたのことばかり
涙に濡れた羽では
空を飛ぶことはできない
宛のない道を
ただひたすら歩き続ける
暖かな日差しや澄み切った空も
私にはまぶしすぎるよ
愛されるより愛したい、なんて
大人になりきれない私には
まだまだ似合わない
ただのきれいごと
それでも、
そばで笑っていられるのなら
愛されなくてもかまわない
あなたに出会ってそう思えた
どんなに低空飛行でも
飛べるのなら羽ばたいていたい
あなたをそっと追いかけ続けたい
どんな嵐に襲われても
ずっとあなたを見つめているよ
この声が届かないなら
多くは望みません
どんな形でもいいから
あなたのそばにいさせてください