詩人:紙一重 | [投票][編集] |
ごめん
着信あったのに
メール遅くなって
ごめん
いつのまにか
メールを返す行為が
自分にとってとても億劫で
ハードルの高いものに
なってる
そのくせずっと
気にはなってる
泣きたいなら
泣ければいいけど
夜が淋しくても
いくら淋しくても
満足するために
今日は沢山行動したはず
でも完璧でないと
満たされない
いや、完璧でも多分
満たされない
だからずっと苦しい
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彼女は悩むと夜更かしするくせがあった
彼女は自由奔放に見られることを好んだ
しかし心の中では人一倍臆病だった
自分を縛るものに対しては
とても敏感であり
悩み、相談し、時に怯えながら反抗した。
自分では人一倍心を縛っていたが
それには気づいていなかった
そういえば彼女の詩には
自由をテーマにしたものが多かった
小学校の文集では好きな言葉に
「自由」と書いていた
高校の授業で自を二つつかった熟語を聞かれて
最初に思い付いたのが
「自由自在」
そう、彼女は気づいていなかったけれど
ずっと前から
彼女は不自由だった
だからこそ、
自由を求めた。
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こんなにいい曲だけど
一曲リピート
いつかは聞き飽きること 知ってる
こんなに好きな君だけど 永遠じゃない
わかってる
時が流れる限り
幸せは同じ場所にない
周りが変わり
自分も変わる
だからこそ
今は目を
閉じて君の
歌声に
ゆられていたいよ
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大事にね
大事にしてあげて
いつも温かい笑顔と愛情を注いでね
風が吹いたら遮ってあげてね
雨に濡れたら乾かしてあげてね
おなかがすいたら
たくさん、ご飯をあげてね
大事にね
大事にしてあげて
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おもいつめるのはもうやめた
偽りの優しさもやめた
生身をさらすのは
慣れてないから
どうしても体が震える
これからいちかばちかの
勝負にでてくるよ
もし明日
傷ついて地面に転がってるあたしを
見かけたら
どうか抱きしめて
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あの頃の君は
いなくなったわけじゃないけど
もうほとんど見えないね
濃いメイクは好きじゃない
サングラスも好きじゃない
無邪気な君が好きだった
仲間思いの君が好きだった
好きなままでは
いられない
嫌いにも
なりきれない
割り切れない
耐えられない
だからこのままで
凍結させるの
さよなら 」」
でも
待ってるよ
本当は
君が解凍しに来てくれるの
待ってる。
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見下ろす無表情も
奥歯を噛み締める横顔も
最初はむかついてた
頑固さは超級クラスで
瞳の奥には深い深い闇
感情は真剣さと怒りの二択
でも
何も言わずにかばってくれた
角ばったフォルム
背中がちょっとだけ
寂しそうに感じる
あなたの全てはわからない
でも大事なところはわかってるつもり
背中側は守ってあげるから、
そんな力入れないで
安心して。
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足りないものはわからない、ただ不安
夜が明けてしまうのに満たされていない、焦燥
私の今日はこれでよかった?
「そうだよ、これでいいんだよ。」
そう言ってくれる誰か一人
いてくれたら
わたし いきていける
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君のことが好きで
一日中考えている
自分が 嫌いだった
頭から追い出そうとしたけど
できなかった
苦しかった
一日ぶりの朝日と
触れた冷気のせいで
ふと思えた
もっとシンプルにいこう
君のことが好きな
自分を
好きになればいいんだ
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声を奪われたカナリヤ
そんな表現があったような気がする
喉がやられて初めて気づいたよ
そうだ、あたし
口から生まれてきたんだと
話したいことの半分も話せない悲しさ
マスクから見える目を意識して
笑顔を作ってはみるけれど
挨拶の声もだせない
会釈だけ
伝わってるかな
痛い
辛い
独り言も言えない
自分を表現する大事なもの
文章より直接的で、自由に
人とつながれるものなんだな
あたしから声をとらないで…