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紙一重の部屋  〜 投稿順表示 〜


[223] 君の暗闇に光をさしたい
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顔を手で覆いながら君は
去って行った彼女への
思いを吐露する

「僕が悪かったんだ。後悔してる」

歪んだ苦しそうな
そんな表情でさえセクシーなのに

君の口から出てくる言葉は
去って行った彼女への
後悔の言葉


ねえどうして

私だったら
私だったら

ここにいる
私だったら

抱きしめてあげられる

痛そうにしてる胸だって
治してあげる

嫌いになるほど好きなら
嫌いになっちゃえばいい
後悔したって仕方ない
戻ってなんかこない
待ってる男なんて今時流行らない

なんて得意の毒舌も言わずに――――
ちゃんと黙ってる。

我慢してる
指を組んだ君の手に
ほんとは触れたいけれど

2010/12/23 (Thu)

[224] 黒の女王様
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堕ちていく自分

ほら、こんなにもがいている

その様子を見て楽しんでるもう一人がいるの

かわいそうな自分

苦しそうな自分

負のスパイラルカーブが綺麗に描かれる


頬杖ついて見てる 笑ってるの



タスケテ なんて
いくら言ったって無駄

できるのにやらないだけ

きっかけなんて待ってちゃだめ

結局は自分が

  パチッ

と指を鳴らして断ち切るしかないから



さあ
甘えてないでとっとと目を覚ましな

二度寝は許さないよ

2010/12/25 (Sat)

[225] 手放そう
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君とのプリクラ
捨てるね

私は思い出を大事にするタイプだから
そんな理由で取っておいたけど
それはきっと言い訳だな


君は新しい人と一緒になって
幸せな毎日を送っている

後悔がないとは言わない
君の名前見てまだ
胸がちくっとして

君なんかより遥かに
執着心が強い自分にも
うんざりするくらいで

でもそれが自分だから

今は無理でもきっと
少しずつ忘れて
祝えるようになるよね?


捨てるね

あの日の二人にばいばい

2010/12/31 (Fri)

[226] 
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大掃除で出てくる色んなものは

今朝食べたお米やなっぱと同じで

僕の血となり肉となり
脳となっているものだ

小中高大
そのときは何も考えず
レールの上から吸収した
そうしてどんどん膨らんで

先生手づくりのプリント一枚
今ならわかるよ
どんなに苦心して
伸ばそうとしてくれたか

ディベートにスピーチ
社会科見学
技術の授業で作った木の棚
合唱コンクールの歌
課題の感想文

驚いたな
見ただけで付随する色んな思い出が出てくる

全部は持ってけない

だからもう
あの娘のおどけた笑顔も

思い出せないかもしれない


この詩にそっと残しとくよ、
礎として

2010/12/31 (Fri)

[227] 扉あける
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さあ冒険だ

ちょっと背伸びして
ドキドキして

自分の出来ること広げよ

痛さをこわがって
踏み出せなかった昨日

そんな気持ちを封印
手を上げる今日

まだふわふわしてる
腹に力入れろ

なんてことないさ
きっと笑顔の明日


2011/01/01 (Sat)

[228] 会いたいよ
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いつもは物分かりのいい
あたしの懸命さに気づいて?

そんなすぐ諦めないで
がっかりよ

苛立ちの後ろの寂しさに気づいて?

謝ってほしいんじゃないの

僕も会いたかった

が、ほしいだけなのに

2011/01/07 (Fri)

[229] 我慢
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君がいないと
私生きていけないなんて
そんなことありません

支えてくれる人なら
君のほかにだっているし

遊ぶ人だって
やることだって

たくさんあるんです


自分が情けなくて潰れそうなんて

そんなことありません


気にかけてくれた優しい言葉に
声がでず
涙が出そうになっても

「わかりました。やっておきます」

トイレに直行

こんなことでめそめそする自分じゃ ないんです。

だから
トイレから出られないんです

2011/01/08 (Sat)

[230] ひとりごと
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一生懸命
足を動かしているのに
ちっとも前に進まないよ
やり方が悪い?
それとも満足しない自分が悪い?

どうしてやりたくないことばかり
がんばらなくちゃいけない?
休日くらい
やりたいことやって何が悪い?

やりたいことをやってるのに
なぜ満たされない?
どうすればいい?

夜が進むほど憂鬱になる

のどが渇いているのに
水を取りに行けないほど
凝り固まっている全身

なんか胸が押しつぶされてて
酸素が入ってこないし
肩に力がずっと入ってるんだ

毎回そうだ
初めはいつだって憂鬱なんだ
ぎりぎりまで引き延ばして
これ以上逃げれないってところまで

でもそいつはやってくる
それが嫌で嫌で
やめてしまいたいのさ


2011/01/09 (Sun)

[231] 試練
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一緒にホースで窓に水かけた。
服がびしょびしょになって笑われた。

来年の大掃除も もちろん
一緒だと思ってた


あなたのようになりたかった

幅広い知識
ゆるがない意志
少年のような好奇心

そして強力な存在感


涙が止まらない

羽の下で守られてた
頼ってた
笑えてた
尊敬してた
モチベーションだった

三日前に告げるなんて
あなたらしいけれど

まだ聞きたいことは沢山あるんだよ
まだ盗みたいことは沢山あるんだよ
私はあなたに成長を見てほしかったんだよ


「これからって時に,,,ごめんね」

そう思うなら
寒い冬に1人残さないで

行かないで...

2011/01/11 (Tue)

[232] 気まぐれねこ
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君は勝手で

自分を愛してくれる人達なんて
見向きもしない

気に入ったことがあれば 走り出すし

気に入らないことがあれば
しかめっつらをする

でもそんなことはどうでもよくて

私は君の色んな魅力をしってる

バナナとコーラとアイスが好きなことも

機械に強いことも

絶対に諦めない性格なことも

人が見て見ぬふりするところを
さっと直すことも


君はこれからも青空の下
とび跳ねてくんだろう

自分を愛してくれた人たちには気づかずに
前だけ
見て行くんだろう


だからこの街から
君の背中を静かに見送るよ

ちょっとだけ振り向いてほしいと
願いながら

2011/01/14 (Fri)
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