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紙一重の部屋


[96] 澄み渡った秋晴れの下で
詩人:紙一重 [投票][編集]

雲一つないから
差し込む陽がまぶしい

目を細めながら
僕は電車を降りる


君はこの秋空の下どこかにいて
元気に暮らしている


僕も今までと同じ毎日を過ごしている


何も変わらない


ただ二人の間をつなぐ糸が切れただけ…


北風が開いた襟元に厳しくて
首をすくめて足を早めた


君とのつながりがなくなっただけで

こんなに寒い…

2007/11/21 (Wed)

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