詩人:あかつき | [投票][編集] |
なんにも君のこと知ろうとせず
勝手に可能性を決めつけ
諦め立ち去ったのはこの僕
誰かを恨んでみても
どこにも響かない
Calling
空ッポじゃないけど
満タンでもない
どっちつかずのこの心のタンク
みんなもこんな感じだろうと
言い聞かして走っても
追い詰められりゃ欲しくなる
見上げたあの空は永遠のブルー
渇いた心をぶら下げ
絞るようにひねり出したこの滴
君にまだ届くかな
あの日とおなじように
もう一度
Calling
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映画のような
物語のような世界
僕は主人公?
それとも逃げ惑う群衆?
足元は揺れて
波に飲み込まれ
そこに希望なんてあるの?
未来は0と言われりゃ
潔く諦めるのに
遠くで君が笑うから
今日ももがきまた彷徨う
人は無力で
僕はなんて無神経
思えば今まで
欲望のまま荒し放題
カラカラの心
満たせる日はこない
枯渇寸前の涙
未来は闇だと言われりゃ
潔く諦めるのに
遠くで君が笑うから
ひとりもがきまた彷徨う
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ダレの為に生きる?
分からず陽が暮れる
そして明日も夜明けのない迷宮
キミの為に生きる
それは正解なのか
迷っていたら陽が暮れまた迷宮
time goes by…
止まっていられない…
見切り発車でgo on…
間違いだらけ
ほら傷だらけ
冷たい風が滲みる
世界中で一つだけ
キミのえがおだけ
それも一つのanswer
明日へ歩いていける
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二次会終わりの恵比寿
ふらふら歩いた19時
このまま家路に就くのが
あなたとの距離
ここでグンと
近づいてしまいたい
という想い
それはそれで
勿体ないかなと
気取った想い
あなたを抱けば
少し大人になれそうなんて
青臭いこと
胸の奥にしまい込んで
何気ない会話
愛と罪をどうじに
握り締めるのは勇気?
既にシアワセを手にした
この手を開いて……
シアワセのカタチなんて
幾つも転がっているでしょ?
人は誰でも目移りばかり
それ故そいつを見失う
選び抜いて突き通せるのなら
とても素晴らしいでしょう
神様どうか愚かな僕を
導いてくれないでしょうか?
ホントに大事な人が
消えないように祈る………
シアワセのカタチなんて
何処でも転がっているから
人は誰でもそれがシアワセと
気づけず奪いあう生き物
誰かのために傷つきながら
生きていけるのかな?
これがシアワセのカタチだと
信じてその胸に飛び込みたい
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薄暗い夜明け
何も見えやしない
全部放り出して
逃げてしまおう?
信念も仕事も一切合財
かけがえのない家族さえ
何処か遠くに行こう
独りでひっそり……
部屋の隅で埃にまみれた
アルバムのページ、風でヒラリ
赤い目を擦り涙ぐみながら
見つめていたら、涙がポロリ
何も無いはずなのに胸が熱いよ
刻まれているまぎれもない足跡
そこには確かに
幸せという日々があった
数えきれない思い出とほほ笑み
暗い夜明けを
優しく照らしてくれている
何も見えない日々の中に
確かにあった
かけがえのない宝物
確かにあった
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変わっていく
景色を眺めながら
ずいぶん遠くまで来たね
と、つぶやいたキミ
黙ったまま外を見つめ
ただうなずいたボク
不安げに手を添えたキミ
その冷たさにふと気づく
『アイシテル』なんて
気の利いた言葉ひとつも
言えないけれど
不器用に繋いだこの手
ずっと離さないよ
どこまでも続いていく道
めまぐるしく変わる景色
ためらわず進んで行ける
キミとならいつまでも
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希望の歌なんていらない
子守歌を歌って
眩しい太陽なんていらない
今ここに静かな暗がりを
手にしたのは
孤独に似た自由
なんという自由……
月日は流れる
夜明けもなく
夕暮れをただ繰り返す
飛んでいるの?
それとも堕ちているの?
なんでもいいから道標を
涙と一緒に枯渇する感情
誰とも分かち合えない痛み
撫で合いもできない傷
すべての人の
差し出される手が
罠のように見えるよ
所詮人なんて孤独な固体
他人に向けたナイフは
いつしか自分の首元に
一番憎む奴が誰なのか
すべてを失くして知る
このままここで
朽ち果ててしまおう
生きる事も死ぬ事もせず
孤独に似た自由のなかで
期待の数だけ未来が怖い
笑顔の数だけ自分が憎い
答えのないまま
傷ばかり増えてく
何も見えないまま
暗闇の朝が来る
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ボクの心臓
さらにその奥
赤黒く蠢く塊
ダレも知らない
ダレも解らない
でもボクには確かな塊
この胸を引き裂いて
抉りだせたらいいのに
キミに伝えたい……
言葉に変えて
吐き出してみたら
屈折してほらまた誤解
胸の内側に
溜め込んでみたら
ぶくぶく膨らんで痛い
いつか解ったら
優しくキスをして……
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なにもかもが順風満帆と
見せかけてただけでしょ
飽きた女に愛想尽かされ
別れ話を告げられてりゃ
今まで顧みることのない
我が身ふり返り溜息つく
霧が晴れて気がついた
まっ白な世界
ブランドばっか買い込んで
どちらへお出掛けですか?
潮が引いて気がついた
まっ青な世界
オマエの欲しい愛はないぞ
出直しておいでよ
祭りが終わって気がついた
虚しい世界
鏡の中で微笑むのは
内容なんてない人生
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降り止まぬ雨粒
水面に波をたてて
荒々しく広がり
ぶつかり合う波紋
こんな気持ち抱えて
どうすればいいの?
今日も溺れるように
またキミにあまえる
ヒソカに紡いだこの想い
行き場を無くして揺れる
荒れはてた船を包むのは
白くて小さなキミの手
澄みきった空を映すのは
黒くて大きなキミの瞳
呆れるくらいに純粋で
泣けるくらいに貪欲な
ヒソカに紡いだこの想い
キミという海を漂う