詩人:あかつき | [投票][編集] |
生きてく理由が
欲しいともがき
余計な事ばかり
手を伸ばしてる……あぁ
焦点がズレまくりの日々
曇っためがねをかけても
何一つ見えてこないんだ
仲間が欲しくて
敵をこしらえて
意味のない争い
せーのでばか騒ぎ……あぁ
空虚な日々に手応え
探し回って右往左往
結果だ成果だ報酬だ
欲しがってほら迷走
キミが教えてくれる
意味など必要ないと
この瞳とじる時まで
その笑顔みていたい
ボクに教えてくれる
理由など必要ないと
この命はてる時まで
キミと一緒にいたい
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傷つけたのはいつだっけ?
罪だらけでもう分からない
誓い合った日は遠くで
蜃気楼のように揺れてる
今にも消えそうなほどの
ほほ笑みよどうか…
このボクにはなんにもない
キミ以外になんにもない
意味も価値も見当たらない
あるならどうか教えてよ
今にも消えそうなほどの
愛情の燈よ
もう一度……
このまま離れてしまうなら
キミのその手でボクを
優しく眠らせておくれよ
もうなんにもいらない
もうなんにも見えない
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言い出しかけた言葉を
飲み込んで
かたくとざした瞳
飛び出しそうな
真っ白い鳥を
理由をつけて見送った
言い訳を探しはじめる
それこそ出口のない迷路
運命やさだめと
ただ言い聞かせながら
毎日がこぼれてく
僕にあとなにがある?
逃げ出した過去
投げ出した未来
後悔はいまだ消えない
どうしても
忘れられない幻影に
うなされて眠る夜
もうだめと
匙を投げ出したのは
まぎれもなく僕自身
繋がれない理由
愛されない因果
それはぜんぶ僕のなか
ぬぐいきれない逃亡癖
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ねぇ、僕は君を
ちゃんと守れてるだろうか
ふらついた足跡なぞれば
自分で不安になる
誓い合った言葉
まるで今じゃ嘘みたい
鏡の自分を眺めては
とても憂うつになる
君が僕に笑いかける
不器用に笑い返した
そんな日々のなか…
胸を張っても
意地を張っても
しょせん僕は僕で
なにも言わずに
ついてきてくれる
君は最高です
君の眩しい笑顔で
僕の影が際立つ
僕は卑屈になる
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夢のなかで
きみとキスをしてしまった
情けないかぎりです
もう何も手につかない
誰にも侵せない
僕だけの尊い領域
彼女もママもパパも
何もかも全部おいだして
想い浮かべた
優しい笑顔はいつでも
木漏れ日のよう…
テレビのなかに
また君を見つけてしまった
運命めいたものを
感じるほど重症
誰にも話せないよ
僕の妖しげな妄想
現実はとてもつらいや
とりあえず今は放り出そう
許されるなら
ずっと夢のなかにいたい
もう戻れない……
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海の向こうで騒がしく
独裁的な侵略のTALK
口さきの改革構造で
誰も彼もふらふらのWALK
ビルのてっぺんから
なにかが崩れ落ちた
生存競争、略奪戦争
血で血を洗う復讐
どこまで行っても
平和は見えてこないなぁ
すぐ傍で勃きてる
惨事を嘆きながら
どこかの誰かが
送り出す助け船を
苛々して待つ時代は
終わりを告げている
すぐ隣で泣いている
あなたの涙が
ひとつぶ落ちて
初めて気がついた
それでも遅くはない
はじめてみましょう
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革命だなんだかんだ
左の拳をふり上げて
どこまで連れてくの
現在地も解らないで
先をいそいでばっか
ほらまた迷子の集団
なにかを望んだところで
けっきょく先生あなたは
なにもしてくれないよね
まったくいい迷惑だ
こんなんじゃまるで
化かし合い騙し合い
ただの国取り合戦だ
僕たち平民など蚊帳の外
刀のない戦国時代
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生きることはくるしみと
偉人が書きのこした自伝
愛することはかなしみと
延々書きつづられた詩集
月のしたで読み耽ってる
ボクガココニイル
誰も通らない橋のうえで
真冬の寒さにこごえてる
誰も知らない痛み抱いて
真っ赤な涙を流している
矛盾を覚え途方に暮れて
自我と理性でおこる戦争
誰かに見つけられることを
誰にも解らない場所で待つ
ボクハココニイルヨと
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アルバムめくって
幼いきみの笑顔
時の流れを少し感じて
思わず涙こぼれた
あとどれくらいだろう
きみと一緒にいれるのは
そんな事を考えかけて
思わず瞳をとじた
永遠なんて言葉だけで
あてにならないよね
かぎりある命の灯
かぎりある時間のなかで
どこまで一緒にいれるか
わからないけど
永遠の手前まで
きみと出逢って
哀しみすべて受ける
覚悟をしたんだ
これからどれだけ
喜び集めていけるか
それはぼくらしだい
『今』がいつか
思い出にかわっても
もう泣かないと決めた
かぎりあるからこそ
かがやく命
とうとい思い出
どこまでも一緒に
いれるように祈ってる
永遠の手前まで
できればその向こうまで
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果てしない夜のやみでも
ぜんぜん恐くない
ひそむ月にむかって
凛々しく吠えてやる
例えこのまま独りきりでも
ぜんぜん構わない
群れて誤魔化さずに
勇ましく吠えてやる
でも本当のところは
不安でしかたがない
もしきみが知ったら
間違いなく笑うだろう
虚栄心を照らす月が
憎くて吠えている
群れの端の猜疑心が
恐くて吠えている
夜な夜な鏡に映った
自分にも吠える始末
眼を凝らし牙を研いで
孤独をえらぶのは
勇気じゃないよ
まして強さなんかでもない
ねぇ気づいている?
僕の不安が分かるのなら
うすぐらい月のしたで
あまいキスをおくれよ
『…ダレカ!!…』