詩人:あかつき | [投票][編集] |
あちこちに
やらなきゃいけない
ことが
溢れているから
ついつい
キミのこと
後回し
気づけば
陽が暮れていった
鳴らない電話を
握りしめて
泣いてたんだね
冷めた体を
抱えて
震えていたんだね
愛をあげよう
お返しはいらないから
ずっと隣で
笑って
いて
くれればいいよ
愛をあげよう
お礼なんていらないから
そっと
この手を繋いで
いて
くれればいいよ
愛をあげるよ
ありきたりの
愛だけど
嘘偽りのない
愛をあげるよ
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10年後の空を
どんなふうに翔ぶんだろ
20年後の空で
どんな鳥と翔ぶんだろ
オレンジ色の雲
小さなシルエット
君は僕の青い鳥
おぼつかぬ羽
ぶきように広げ
雄大な空に恋した
その瞳に映るものが
なんであれいいよ
どこまでも高く翔んでいけ
誰より気高く優雅に
いつか上手に翔べるまで
今は同じ空を見ていよう
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思い知らされる
恐いほど今
見え隠れしてる
最期の予感
惜し気もなくすり減らした愛情必死に抱いて
今さら狼狽えているんだ
ほんとに呆れるよね
いつもキミがいるもんだと根拠もなく決めつけて
優しさのひとつさえ見せられずにごめんね
ずっといてくれるもんだと馬鹿なほど思い込んで
やすらぎのひとつさえあげられずにごめんね
もしまだ間に合うならまっすぐキミのもとへ…
『待っててくれますか?』
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社会情勢に揺られるドス黒い人の影
あまい蜜を探している路地の蟻みたい。
出る杭を打ちのめして均等に並ぶ街
狭い世界で競い合う井戸の蛙みたい。
戦う理由までおんなじものを背負い込んじゃって
抗う勇気を見失った僕たちはどこへ行くの?
ホントに大事な事は潔く従う事か…
ホントにステキな人はいつでも笑うだけの人か…
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涙で濡れた頬に
そっと手を添えた
不安に震えた手を
ぎゅっと握りしめた
分かり合えない恋に掠れた
涙声を聞いていた
いつでも慰めてあげる
いつでも傍にいてあげる
なんて言えないけど
ずっと変わらぬ想い…
いつの日か必ず出逢う
誰かのために
いつでも
ほほ笑んでいられるよう
祈るよ…
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まるで朝焼けに映える鳥のような
眩しい君の背中を見送る
寂しいとかそんなことじゃないんだ
ただありがとうって呟いてみたら
いつもの夜明けが少し変わったよ
まだ終わりじゃない
たった今から始まっていくんだ
泣かないでいいよ
産声を上げたその瞬間から巡り続ける人生
その果てなき道の上で君と僕は出逢ったんだ
またいつの日か手を繋ごう
だから今ここは笑顔で手を振ろう
離れることは終わりじゃないんだよ
笑顔でまた逢おう
いつの日か…
いつの日か…
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傲慢な欲望かかげ
革命だ進化だと
色めきだって
生き急ぎ心を忘れて
大事なものたちを
傷つけてたんだ
月はどんより澱み
森はゆらゆら揺れて
ただ静かに隣にいて
見境のない欲望
見違えるような故郷
灰色の道はまだ伸びてく
限られた涙に気づかぬふり
残らず使い果たしてしまう
鳥は翼をしまい
花はそっと色褪せて
ただ静かに後にいて
生まれた場所にはたえず
知らない足跡がいっぱい
あの日の面影はまるでない
まだ見ぬ愛しい笑顔に
どんな景色をかかえて
逢いにいけばいい?
涙の雨はやみそうもない
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あいつの汗の軌跡に
ひとつぶ自信が光る
あいつの涙の理由に
強い決意が輝いてる
経験は違う
立場も違う
宿命も違う
言葉も違う
それでも
同じものを目指すなら
僕達は同志です
眩しい空の下
目を塞がないで歩こうよ
一緒に見たい景色が
今ここに広がってるから
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出会いなんて偶然
数え上げればきりがない
運命だなんて都合良く
括ったりしないよ
何か意味があってここまで
僕たちこれたんでしょう
これからも意味があるなら
途切れたりなんかしないよ
いつかまた笑顔で逢おう
約束なんてしてないけど
誰だよなんて茶化しながら
きっとまた笑顔で逢おう
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小さな想いは大きな愛に変わりふたりを彩る
「ずっとあなたが好きでした」
愛しさをぶつけた夏の日
身体の中でときめきが激しく瞬いた夏の日
ただ一緒にこの手を繋いでいるだけで良かったんだ
小さな想いは大きなエゴに変わりあなたを縛る
「いつもわたしを見てくれている?」
賤しさに揺らいだ冬の灯
眩しい毎日に翳りが見え隠れしだした冬の灯
ずっと一緒にこの手を繋いでいられると思っていた
恐くなる
いつの日にかあなたがいなくなること
強くなる
どこまでもあなたを繋いだ独占欲
ふたりだけの世界へあなたを閉じ込めていたい
小さな想いは大きなエゴに変わりわたしを汚す