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あかつきの部屋


[116] 岐れ路
詩人:あかつき [投票][得票][編集]


淡く脆く落ちる朝露照らし

昇ってゆく太陽

白々しい街の中を歩く

君を見つけた

小さなその背中にかける

言葉は見つからない


気怠い朝靄の中で

じわりじわり沸き上がった

コーヒーのように

苦い苦い思い出

今日はそいつで

目覚めてしまったよ



一緒に歩いた坂道

花火を見上げた桟橋

いつもそこに君がいると

思ってしまう自分がいる

でも一緒にいれないことも

わかっているんだよ


さよなら

僕は次の角を曲がるよ



寂しい部屋の中にひとつ

ふわりふわり漂っている

シャボン玉のように

気紛れな思い出

今夜はそいつで

夢を見てみようかな

2008/01/07 (Mon)

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