詩人:bee | [投票][編集] |
鳴り響く音に言葉は踊る
どんな色も
同じように輝きを増す
誰もが誰かと
同じ時間を生きて
呼吸が重なる
鼓動が重なる
赤も緑も青も黒も
離れることなく手を繋いで
見えない鏡は
何もかも映し合う
いくつもの色が
ただひとつのように映し合う
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たくさんのものを殴って
たくさんのものを拒んで
たくさんのものを捨てて
それなのに
この手はこんなにも温かくて
僕を許してくれるなら
誰かの手をずっと握っていたい
そう思った
だって
こんな僕でも
憎たらしいほど生きているから
数え切れない温もりに生かされているから
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眠るように死ぬことが
幸せだろうか
まるで明日がまた来るように逝くのは
確かな死なのだろうか
痛みは生きている証で
確かに命がある証明で
その中で死ぬことこそ
本当の死なのではないのか
痛みの果て
終わりが来る
そう感じて覚悟が生まれるはずだ
まるでその瞬間が全てのように
痛みは何かを教えてくれる
眠るように
それが何より怖い
そのとき明日はもう来ないのだから
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僕はいつか死んで
あの人はいつか僕を忘れる
きっと誰かと幸せになるだろう
幸せは 忘れること
そうなのだろう
でも
いつか
僕を思い出しておくれ
一瞬でいい
誰かの中に僕はいたいから
ありがとう
さようなら
最高の人生を
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この場所からの解放が欲しかった
体がいろいろ壁を作った
なんのために体をもらったのだ
心はずっと動きたかった
体を失くして
自由をもらった
僕は透明人間
誰にも見えない
どこだって行ける
誰にも見えない
誰にも見えない