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桃井 美結那の部屋


[21] 白い物語
詩人:桃井 美結那 [投票][編集]

 
 
明日連絡するからって言われた最初の夜
着歴確かめて夢じゃないって喜ぶ朝
これから幸せな時間をふたりで刻めるってそう思った午後
君からの電話を楽しみに待つ夕方
鳴らない携帯握り締める深夜
不安で不安で押し潰されそうになる
 
漸く幸せになれると思ったのに‥
 
 
白いまま終わったふたりの物語
 
少し我儘言ってたまに喧嘩して怒って涙して仲直りして手を繋いで笑ったりしたかった
 
 
 
君は今誰を想い誰の隣で微笑んでるの?
僕はもう君の笑顔さえ思い出せない
 
 
 

2003/01/28 (Tue)

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