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桃井 美結那の部屋


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詩人:桃井 美結那 [投票][得票][編集]

 
つたない足元
前はきつかった握力
遠くなる耳
 
だんだんと弱っていく祖父
 
「ひとりになってしまう」とぽつりと呟いた祖母
 
このふたりを『可哀相』と思うのはなんだか申し訳なかった
 
 
せめて空いた時間は少しでも会いに行こう
 
元気な姿をみせよう
 
おじいちゃんの好きなチョコケーキを作っていこう
 
おばあちゃんの好きなおいしいご飯を作っていこう
 
いまはそんなことしか出来ない自分がすごくもどかしい
 
 
だけどね
いつもおもってるよ
 
 
あなた達が居るからいまの私が居ます
 
 
まだまだ長生きしてね
 

2010/10/29 (Fri)

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