詩人:洋梨 | [投票][編集] |
そのヒトはどこにでもいる、いまどきの普通の高校生
進学校に通っているわりに、成績は下の下くらいで、テストは必ず赤点教科がある
運動も、まずまずな感じで目立つ存在ではない
他にとくに優れているところがあるワケではない
でも、そのヒトは、あるヒトにとっては、特別な存在
あるヒトには、いつでも目立つ存在に見えるらしい
恋は盲目....たしかにそうだと、わたしは思った
あきらかにあるヒトは、勉強そっちのけでそのヒトのコトばかり考えている
あるヒトがそのヒトの話をするトキ、なぜだか、いつもよりかわいく見える
はにかんだくちもとには、くっきりとえくぼができてる
熱があるワケでもないのに、頬をうっすらと桃色に染めている
漆黒の瞳はキラキラ輝いて、小さな子供みたいだった
あぁ、わたしにも、いつかこんなふうになるトキがくるのだろうか
大好きなヒトがあらわれる日が....
詩人:洋梨 | [投票][編集] |
昨日
僕は
立ち止まった
突然
目の前が
真っ暗になってしまった
今日
僕は
昨日を
ひきずっていた
キミは
僕へ
そっと
手を
さしのべてくれた
空は
晴れているはずなのに
頬を
雫が
伝った
明日
僕は
キミの
おかげで
新しい
光を
見つけたよ
詩人:洋梨 | [投票][編集] |
ねぇ、聞こえる?
あたしの声。
ねぇ、分かる?
あたしの言葉。
ねぇ、知らないふりしないで。
あたし、ココで声をはりあげて叫んでるの。
ねぇ、あたし....
あなたが好きなの
詩人:洋梨 | [投票][編集] |
お前にはまだバレてない
俺の中で確実に変わってきてるモノ
《進化してる》って言葉のほぅが適切かもしれない
まだわからない?
こんなに側にいるのに
お前の肌に触れられる距離にいるのに
わざと、気付かないフリしてんの?
ちゃんと、俺のコト見てたら分かるだろ?
それとも、お前の中には....
俺じゃない他の男でもいるのか?
もし、そうだとしても、
俺、お前のコト、離す気ねぇかんな
詩人:洋梨 | [投票][編集] |
神様、お願いです
私から、彼を奪わないで下さい
私から、彼を奪わないで下さい
私から、彼を奪わないで下さい
彼がいなくなったら、私はただの抜け殻と化すコトでしょう
神様、お願いです
私カラ、彼ヲ奪ワナイデ....
詩人:洋梨 | [投票][編集] |
お元気ですか?
僕は元気です
最近は寒い日が続いているので、あなたのコトが気になります
あなたは昔から、体が丈夫ではなかったから....
あいかわらず僕は毎日をなんとなく過ごしています
来週は定期考査があるので、めずらしく勉強を頑張っています
僕はいまだにあなたとの想い出を忘れられずにいます
あれから、僕とあなたが会うコトは一度もありませんでしたが、僕があなたを忘れたコトは一度もありません
あなたはいま、どこにいるのですか?
僕はあなたに会いたいです
もしあなたに会うコトができるなら、もう一度だけ、僕を抱き締めてほしいのです
言葉をかわすコトができなくても、あなたが生きているコトを感じたいのです
あぁ、どこにいるのですか?
僕の愛したあなたは
詩人:洋梨 | [投票][編集] |
この世に
もしも
神様がいるなら、
叶えてほしいコトがあります
いまになって
あの人の大切さを
あの人の優しさを
あの人の苦しみを
あの人の想いを
心臓が痛くなるくらい
思い知りました
知らなかったんです
わたしを
あんなに
大事に
してくれてたなんて
気付かないフリをしてたんです
わたしが
あの人を
大好きだったコトを
いまさらになって
あの人の大切さを
感じました
神様、
もう一度だけ、
わたしのそばに
あの人を
返して下さい
詩人:洋梨 | [投票][編集] |
泣いてるトキ、
思い浮かぶのは
あいつの顔。
あいつの声。
あいつの広い背中。
あいつの太い指、全然柔らかさがない大きな手。
あいつの....
数え切れないくらいのあいつの1つ1つが
あたしを優しく包みこむ