| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
おはよう
いってきます
いってらっしゃい
宜しくお願いします
ありがとうごさいます
すみません
ありがとうございました
おつかれさまです
ただいま
おかえり
いただきます
ごちそうさま
おやすみ
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
砂浜で
スコップを使って遊んでいた
海から打ち寄せる波を
砂に水路を作って
面白く流そうとしてみても
近ずいてきた波は
砂の水路を
容易に蹴散らし
流れ去っていく
それでもどうにか
なるように
スコップで砂を
叩いてみたり
盛り上げてみたり
より深く掘ってみたりしてみても
やっぱり波は
砂の水路に
その役割りを果たさせる事を許さず
粉々にバラけさせて
去っていく
分かっているよ
でも僕は
どうにかしてこの波を
砂を使って
思うがままにしてみたいんだ
ほらまた砂が波に
さらわれていってしまっても
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
文面みたいな
綺麗な話しが
嘘くさくて
嫌になる時がある
いや誰かを
攻めたい訳はない
たださ
ただ
もっともっと
確実な事はだけは
心底に側にあって
それらには
神様くらいにしか
どうにもならない
不快さがあって
でもやっぱり
お祈りするくらいの
謙遜さで
書いてみるのが
気持ちいい
嘘くさいだろとも
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
優しく書いておくけれど
生きていくことは
争い事と、争い事
また争いごととの
とっくみあい
優しく書いておくけれど
とっくみあいは
どこかの誰かに
争いが好きな奴ら二
まかせて
おくといい
冷たく書いておくけれど
笑うといい
いや、そうでなくとも
どちらでもいい
声高に書いておくけれど
云々
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
汽笛の音は
聴いた事は無いけれど
心に残る
吹き替えの要らない
映画に映る
線路のレールのようなそれは
振り返れば
どこまでも残してきた
今までのようで
「旅情」と言う言葉がある
辿るのには
あまりに僕には勿体ないが
他に相応しい
すべすら分からないから
この手、この足
この顔、この心
で
蒸気機関が
真っ白な煙をあげる程に
ずかずかとやってきた
やりたいように
やってきた
「後悔」の対義語を探し求めるように
本当は
残ったものと
残らなかったものとの
違いが
分からなかった
ただ、それだけなのかもしれない
宮沢賢治の
「銀河鉄道の夜」は
ぜんぜん面白く無かった
そう言うと恥ずかしいようで
言えなかったが
これですっきりとした
もう少し先まで行けそうだ
きかんしゃの詩を
書きたかった訳では無いけれど
もしも旅をするのなら
乗ってみたいとは思う
本当の汽笛の音を
聴きながら
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
インクの匂いというのは
どうも好きでならない
最近は買わないけど
週間マンガ雑誌も
独特の匂いがした
中学の頃の同級生で
「週間ジャンプ」の
ページをバラバラにして
毎週のそれぞれの題目を
毎週分ため込んで
数年かけて
単行本みたいに、いや
六法全書くらいの厚みの
ぶ厚い単行本もどきにして
学校で見せてくれた同級生がいた
これが
とにかくどデカくて
なんなら色付きのページも
あったりして
読み応えが凄かった
読み終えると
指先にインクが真っ黒く残って
それか何ともまあ
良かった
漫画家志望だった彼は
看板屋になった
たまに会うのだけど
ペンキの匂いも、なんだか
好きだな
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
好きな詩人がいる
彼が好きな理由を
書いてみたいと思ってみても
彼の良さが
そもそも
僕が語れるほどのものなら
好きになっては
いやしない
それでも書くとしたなら
まるで僕には彼の書くものは
雷のように映る
空を眺めるのも好きなのだけど
雷がし始めて
空を見上げてみても
どこでいつ起こるのか
なかなか見れやしない
いや
気がついた時にはもう
見終わっている、そんな
刹那を掬う稲妻
その煌めき
雷鳴がその後でゴロゴロとして
何が起こったのか僕には
書きとめられない
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
頭が禿げてきて
も
嫁は
私の事を好きらしい
いや
そもそも顔で
私を愛して
くれていたわけでは
無かった、と言う事か
童顔だか
わりかし気に入っていた
顔なのだが
流石に禿げてきては
もう持ち主ですら
台無しの心持ちなのだが
それにしても
よくもまあ
好きでいてくれる
ああ、思うに
お互い様か
| 詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
天国に
いい人は
いるのかい
お金は
必要かい
君がいなくても
あんまり
もしもかわらないようなら
君が
そこにいる
必要もないだろ
帰って来ても
何も、かわらないよう
わからないように
そうお祈りしておくから
もう誰もいらないように
君が帰って来る日は
満天に羽毛が
本当は雪のように
降りしきるだろう
何もかもうそ、そう、うそ
うそまみれでいっぱい、いっぱいになって
まんべんなく
うそだらけになっていく
何もかもが駄目になって
分からなくなって
いらなくなる
いらなくならないものなんて
どこにもないのだろうとも
皆、空を見上げるだろうさ
どうしょうもない
どうしようもなさに
いくら見上げようが
しかたがないのに
天国を探して
無いのに
ごめんね、僕は
自分の書いたものが
嫌いなんだ