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[186847] メダカ
ノートの狭間をさ迷う
メダカを見せたい
耳の奥まで水でいっぱいになると
薄くて透明な身体が透けて
心臓の鼓動に
気がつく
呼吸が小さな身体中の隅々までも躍動させ
大切な働きの繰り返しが
丸見えになる
ここでは
上も下もない
そこで
どうして
こうしてあるのか
物書きが
ありもしない
なくもない
チョロチョロと揺れる尻尾を揺らして紙面を生きる
そんな様を
、
2015/09/23 (Wed)
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