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遥 カズナの部屋


[16] 貝殻
詩人:遥 カズナ [投票][得票][編集]

浜辺で拾った

貝のカケラ





「あの砂浜で生まれたの」




粘液と共に吹き出され

清らかな肉を包み

命が当たり前みたいに側にあった…




月が照らしていたのを覚えています


潮が引いていったのを覚えています


蟹達の噴く泡の弾ける音を覚えています


轟く波を覚えています…





朽ち果てた今





幾億の仲間達と

この砂浜の

この星で

無限の宇宙へ

溶けゆく事を知らない…。

2006/02/18 (Sat)

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