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遥 カズナの部屋


[279] ほしぞら
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

堕ちていく星の瞬

長年の技術職
中途半端以上にできるから
加齢で間抜けな素行があつても
手荒には扱えないらしい

少し向こう
誰かと誰かの会話が
自分の陰口ではなくても

さんざめく
紆余曲折

いい映画には
いい音楽がある

吐いた嘔吐物
泣いて
感謝

「洗濯物が沢山あるの
わかる」

「じゃあ、一緒に干すよ」

「毎日あるのよ」

「じゃあ、出来るだけ
毎日一緒に干そう」

室内干し
除湿機

でんぐり返り
訝しんでも
まだ死にたい根拠が
ない

でも
さんざめきたい 




2020/06/07 (Sun)

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