ホーム > 詩人の部屋 > 遥 カズナの部屋 > しんあい

遥 カズナの部屋


[333] しんあい
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

半世紀以上
生きてみてすら
今日この日にみえる
夕焼けが
かわっているわけもなく

おもいだけが
たかなりようもなく
わなないている

崇高なことは
私には
手のとどかない
丁度、あの
燦然と輝く
夕焼けみたいなもの
だった

幼かった頃は
中が悪くて
喧嘩ばかりしていた
二人の息子が
肩を擦りよせ
スマホでゲームを
楽しんでいる

なんだ
こんな形に
うつりかわって
いたのか

過ぎさった
と言うより

手に入れてしまって
いたのか

2022/05/15 (Sun)

前頁] [遥 カズナの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -