いつか僕らが満天の空の星数に似た詩を描き残す旅をしてそれぞれが輝き翼を休めた蝶が静かに翼を開いていくように美しさの結実を迎えて花開かれっていってくれたなら誰かが書いて、書いて、届かなかった書いて、書いて、忘れられない書いても、書いても、しかたのない人の奥底にあるやもしれないほんのただひとつだけでいい核心に言葉がなれるとしたなら胸いっぱの草原の匂いに横たわりただただそれに読み耽りたい
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