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遥 カズナの部屋


[367] オデッセイ
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

いつか
僕らが
満天の
空の星数に似た
詩を
描き残す
旅をして

それぞれが輝き
翼を休めた蝶が
静かに
翼を開いていくように
美しさの結実を迎えて
花開かれっていって
くれたなら

誰かが
書いて、書いて、届かなかった
書いて、書いて、忘れられない
書いても、書いても、しかたのない
人の
奥底にあるやもしれない
ほんの
ただひとつだけでいい
核心に
言葉がなれるとしたなら

胸いっぱの
草原の匂いに
横たわり
ただただそれに
読み耽りたい





2023/04/09 (Sun)

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