ホーム > 詩人の部屋 > 遥 カズナの部屋 > ロックンロール

遥 カズナの部屋


[373] ロックンロール
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

君の肌触りは
言葉を知るまえから
発声の為に
書き終えられた楽譜を
嗅いだように
入ってくる

引き裂かれたから、なんだ
しまいたいから、そうなった
もう、どうにもならないほどに
そうなる
してしまった事だげが
足元にある



君の肌触りは
泣きたくても泣けない
ただ、ただ
喉の奥底に深く、深く沈む
痛みが
見えたように
はっきりとある

欲情だけで
ふつふつと満たされ
まさぐられ

かたちになる






2023/07/23 (Sun)

前頁] [遥 カズナの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -