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遥 カズナの部屋


[38] 娼婦
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

彼女はその夜

何もかも捨ててしまうつもりだったのです。

覚えている事はみんな

みんな

口惜しさの影で

水滴みたいに

しとしとと流れて行き…

ただ

ただ忘れる事だけが

彼女の救いとして

許されたのです。

2005/09/03 (Sat)

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