詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
釣りへ行けない日は
ビールの空き缶が
一つ、また一つ
テーブルの上に
広がっついく
今頃は
荒れた海の波が
コンクリートの堤防の上を洗いしだき
サラサラと川のように
繰り返し、繰り返し打ち寄せ
何もかもがリセットされている
ブルース・リーの映画を観た
彼は
ひときわ大きな波のようだった
スターウォーズのヨウダみたいに
悟ったように話し
あまりにも
映画を体現していて
雄弁だった
過ぎ去って行った
荒波の
なんと勇ましく
猛々しいことか
「Be Water,My Friend」
二日酔いにならない程度に
しておこう