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遥 カズナの部屋


[73] 清らかなる御霊へ捧ぐ
詩人:遥 カズナ [投票][得票][編集]

僕らを包む全てへ

君はなっていったんだね…

君の体が灰となり

空気に溶けて

大気と一つとなった時

君を呼吸した僕らの胸は

痛くなり

この体の隅々の血に

君を感じたよ…




やがて瞳の毛細血管から

静かに涙腺へ至った君は

優しく頬に

流れ出て

僕らの汚れた眼を

洗い清めてくれた…




君が名残惜しんだ

この美しい世界




この君の全てに

相応しくなりたい…

2005/12/03 (Sat)

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