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匣の部屋


[22] 一握の、
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馬鹿だなぁと思う。
自分の殻に籠って、
人との関わりを拒絶して

そんな事したって
あの人は帰って来ない

それでも、口を開けば
掌から砂は零れ落ちる

その砂が愛しい。
その砂が憎い。

嗚呼、どうか
私が生ける屍になる前に―


2009/08/17 (Mon)

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