詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
大好きなあのウタを
上手に歌えない
誰にも聞こえない場所で
一人歌ってる
誰にも届かない場所で
僕が聞いてる
この声という矛盾が
自らを問い
部屋に投げ捨てた
盗作とも呼ばれない
愚かにも及ばない
僕のウタは
検索すれば
引っ掛かるけど
貴方に触れられるのかな
その時だって僕は
何も感じないから
貴方に触れられても
何も感じないから
中和されない
一方通行な声
大好きなあのウタを
上手く歌いたいだけ
それ以上は
何も望まないから
たぶんきっとだから
好きにしてくれ
読まずに捨てても
僕は気付かないから
今抱えてる
矛盾や憤りだって
貴方とは関係ないです
それでもその一つを
偶然にも
手にしてくれたなら
お礼を言いたいのかな
ありがとう?
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
都会で育った人のフンか
自然で育った人のフンか
不味いのはどっちだ
問われて答えたものは
十年後も同じなのかな
都会で育った人のフンか
自然で育った人のフンか
不味いのはどっちだ
問われて答えたものは
百年後も同じなのかな
どれだけ経っても
同じ匂いなのかな
どれだけ経っても
同じ味がするかな
どうなんだろうな
都会で育った人が死んだ
自然で育った人が死んだ
先に死んだのはどっちだ
問われて答えたものは
永久に変わらないのかな
不死身の人間のフンは
美味しいって噂は本当か
確かめてみた結果は
予想と同じなのかな
不死身の人間が死んだ
後を追うように
この世も果てた
予想なんてもうよそう
考えても答なんて出ない
不死身の人間は
自分のフンを食べる前に
死んだんだって
本当かな
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
何度も同じ言葉を書いて
君が目で追ったのは
いくつまでだ
いくつまでだ
いくつまでだ
いくつまで耐えられた
なあ今日は僕の誕生日
お祝いに票でもくれないか
たまにはねぇ
なんてねぇ
言えないよねぇ
なんてねぇ
貰ってもねぇ
何ともねぇ
言えないよねぇ
君が一文字も零さずに
読んでくれた日にゃあ
読んでくれた日にゃあ
読んでくれた日にゃあ
だけどこの辺で
僕はもう行かなきゃ
さようなら
これはそう
言うなれば
詩考停詩の唄だ
早く行かなきゃ
遅刻だ
プレゼントに間に合わねぇ
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
俺だから良い
彼はそう言って詩を創造る
自信を裏切らないような
みなぎるパワー全開で
誰にも真似出来ないような
詩なんか書けないが
他の誰かが真似しても
似合わないって言える
他の誰かを惚れさせる
俺に似合う詩を描く
彼はそう言って詩を創造る
自身を裏切らないように
力いっぱいに詩を創造る
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
月が出ない
玉が出ない
屁が出ない
何も出ない
生まれない
ダダダダダ
ダダダダダ
地団駄踏んだ
スランプを
踏み付けた
地団駄踏んだ
スランプを
踏み付けた
ダダダダダ
ダダダダダ
今夜のアタマは最高だ
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
今日もやってるね
いい感じ
その調子で頑張って
俺の声を代弁してくれ
共感を理解を得てくれ
それがいつか
いつの日か
俺に返ってくるまで
誰かが居る
自分に似ていて
しかも
自分より上手く
やりたい事を表現している
そんな相手が居れば
自分が何もしなくていい
そうじゃないか
そうじゃないな
代わりじゃないし
変われはしないし
俺には何も手に入らない
変わり者でも凡人じゃね
観客に交じって
天才を見るしか
バリアが張ってあるよ
そっちに行けないよ
演じたって意味ないよ
だって誰も見てないよ
観客の一人として
これからも生きるしか
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
ああでもない
こうでもない
僕は知らない
割と良いヘッドフォンを
充てれば唄が何であれ
割とよく聴ける
その程度の才能に乾杯
この続きは誰か考えて
あーあ
口の中に髪の毛が入ってた
詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
在り来たりな質問だけど
真面目に答えてくれないか
もし僕が
水に入りたいんだけど
本当は救ってほしいって
泣いてみたら
君なら
どう対応するのかを
抱き締めるのか
逃げ出すのか
殴って叱るのか
冷めた眼で見るのか
同じように涙を流すのか
上記以外にも答は様々で
正解があっても
理解出来ないけれど
言葉で表せない部分を
省いた文章でさえ
人の心は
動かされる事もある
物足りない部分は
自らの想像で
加筆修正し
それを行動に映す事だって
僕が水に入るシーン
観客席に君が居たとして
目の前で起きる物語が
次の展開に移る前
その心は一体
何処に反映されるのか
それを正確に
答えてくれたとしても
水の中に入った僕には
届かなかったりするもので
劣等感を逆手に取れずに
逆に馬乗りになられて
タコ殴りの刑に遭う
理不尽なシーソーゲーム
飴を食べても
ケリを放っても
触れられないなら
成り行きを
生唾をゴクリと飲みながら
観ていようよ
僕が水に入るシーンを
僕の質問に真面目に
君が答えてくれたとして
その心は
これから水に入る僕の
心に何かを
残してくれるのか
浮かばれない世
水の中で静かに浮かぶよ
誰しも醜く膨らんで
もしも
君の心が動いたなら
その時点で
次のシーンは
目の前に流れている
予想する前に
訪れる運命に
翻弄されるのが嫌だから
僕は途中で
観るのをやめて
救いを求めて
君の元に走った
君が水に入る前に
僕を観ずに入る前に
答えてほしかった
その心に
何も残らなくても
何も残せなくても
君に会いたかったから
けれども
行動には
何も映せなかったから
僕が水に入る前に
君にも観てほしかった
水に入る
前に
水に入る
前に