詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
オッサンオッサン
何しとんねん
オッサンオッサン
ええ年こいて
オッサンオッサン
地べた寝っ転がって
オッサンオッサン
朝も早よから
オッサンオッサン
昼も夜も関係なく
オッサンオッサン
何飲んどんねん
オッサンオッサン
それでええんか
オッサンオッサン
死ぬまで飲んだる
オッサンオッサン
何やねんソレ
オッサンオッサン
ええ加減にせえや
オッサンオッサン
強いんやら弱いんやら
オッサンオッサン
みんな横目で見て
オッサンオッサン
過ぎて行くだけ
オッサンオッサン
老いていくだけ
オッサンオッサン
世の中
ブサイクばっかや
オッサンオッサン
イケメンのつもりか
オッサンオッサン
ちょい悪ちゃうで
オッサンオッサン
一理あるけど
オッサンオッサン
お前が言うなや
オッサンオッサン
ある日突然
居らんくなった
家に帰ったんか
病気で死んだんか
どうしたんか知らんけど
オッサンを否定したら
俺が否定される気がして
見下すしか出来んかった
オッサン
どこ行ったんや
俺は相変わらず
ココに居るで
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狂っているかも
分からずに
泣けないから
ツクリモノの
花を買ったよ
水の中で
笑っている
現実の味が
薄くなったのは
君が居なくなる前
何時からだっけ
思い出は
未だ生温いが
萎れる前に
凍らせて
飾らずに
壊してしまおう
物静かな白だけじゃ
落ち着かないから
叫んでくれよ
君の手が欲しい
谷間にはない
ツクリモノの花
枯れないうちに
掴んでくれ
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視点や切り口が
少し違うだけ
同じ世界を見ている
透かせば分かるのに
感覚や言の葉が
少し違うだけ
線を引いても
繋がっているから
ご一緒に
ハイどうぞ
隔てられない
独りにはなれない
それでも寂しい
泣きはしないが
だけど
生まれたんだろ
息の根を止めても
紛れもなく
生まれたんだろ
その偉大さに
歓喜と恐怖が
凄いスピードで
己の心の裏まで
落ちていくから
君に震えた
僕は出会えた
少し違っても
同じように
芽生えるものがある
疑うのなら
まずは
信じてみろ
産み出す力を
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生まれ持ったものなのか
ある日を境に発病したのか
人並み絶えない地下鉄で
誰もいないトンネルで
変わっているのは
たった一人か
大勢いる中で
誰を基準にしたのか
いままで生きてきた中で
人とは違う発言や
行動はあったのか
幾つの面を知った時点で
その相手の素性に
触れたことになるのか
ごく普通と呼ばれていた
今じゃもう特別な人
皆が認知しはじめた時には
もう手遅れだった
それまで誰も
気にも留めなかったのに
見つけた後に
貪るように捜し出した
好奇の眼差しで
誰を見る
赤ちゃんに戻れないなら
早く老人になりたい
普通なら今すぐ死ぬハズだ
でも生きていた
誰が決めた
誰が決めた
普通じゃなくなったのか
普通じゃなかったのか
病は普通から
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晶子!晶子!
晶子はアフロ!
乱れた寝癖!
晶子はアフロ!
利休!利休!
千と利休の髪隠し!
ほらほら
利休がヘソで
茶を沸かしたよ?
東洋のぺニス
いやベニスと
呼ばれたらしい町
包丁の町から
この度なんと
政令指定都市に
選ばれました!
おいでよ
僕らの町へ
おいでよ
SAKAIへ!
全員集合だ!
堺!堺!
マチャアキ関係ない!
堺!堺!
O−157とか
知りませんから!!
堺!堺!
やたらとデカイ古墳
仁徳天皇稜(釣り禁止)
があるからか
土器部が
お盛んですよ!
堺!堺!
住むなら今だ!
堺!堺!
引っ越してくるなら
引っ越しのサカイが
オススメですよ!
みんなで踊ろう
堺っ子体操!
万歳!!
えっと
ところで
政令指定都市って
何デスカー?
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他にも居るなら
教えてほしい
僕よりも
ずっと先のような
隣から聴こえる唄は
君ではないと
分かっているのに
何故だか
胸に染みるんだ
君の心に
触れることも
叶わないのに
僕の中で
変わらず残るなんて
適当に
誤魔化して
本音を唄わないのは
悪いクセだな
弱さを帯びた
獣の叫び
月にも地底にも
届かなくても
この胸に響くなら
君には聴こえるかな
虚勢の裏の
僕の本性を
嫌わずに
触れてくれないか
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だから愛せた
同じだったから
だから殺せた
同じだったから
自分以外に
大切な存在は
自分以外に
考えられない
ハッキリしないものを
曖昧にして
ぼやかせるように
歪ませたものだから
同一視するのは
自分しか見えない