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そしてここで
眠れる虎ならぬ
眠れるセクハラ野郎
真っ裸の大将か
目を覚ましました
ムネオハウスを
いじくりまわして
そして
だ、だ、だ、だ、
出したぁぁぁ!!!
ムネオハウスを
ポスト小泉にぃ!
赤い郵便ポストの小泉に!
出したぁ!
これで小泉の息子は
千両役者間違いなし!!
真っ裸の大将
親の七光りを使い
見事に郵政民営化を
果たしましたぁぁぁ!!
真っ裸の大将
全裸でガッツポーズ!
股間でブラブラ
孝太郎が揺れています!
生理的に受け付けないぜ!
拍手と罵声が飛びかう中
観客席に座る
七百人の田中眞紀子が
構造改革に
夢中になっています!
なお負けて
うなだれている
マニフェスト都知事には
可哀相なので
自宅の方に
銀のエンゼルマークを
4枚ほど
お送りしたいと思います
ありがとうございました
それでは皆さん
また来年お会いしましょう司会は
毎度おなじみ
北朝鮮で大注目を浴びる
横山ノックアウトでした!府知事は無用!
なんでやねん!
はい撤収!
さようならー!!
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マニフェスト都知事!
真っ裸の大将!!
両者見合って見合って
はっけよーい
のこったぁぁぁぁ!!
のこった!のこったぁ!
取っ組み合いながら
互いに互いの票を
気にしているぞぉ!
先に当確が決まるのは
どちらだぁ!!
おぉおぉっ!?
これはどうした事だ?
マニフェスト都知事の
様子がおかしいぞ
両手に持っていた
花のような
ムルアカと千春を手放して
ネクタイを
蝶ネクタイに
取り替えているぞ
そんなに
おめかしして
どこに行く気なんだぁ!
一方の
真っ裸の大将は
座ったまま
腕を組んで
眠っています!
六十過ぎの
国会議員達と共に
眠っています!
政治もしないで
どんな夢を
掴む気なんだ?
只今入ってきた
情報なんですが
今大会の得票率が
50%を
越えている模様です
日本国民の
二人に一人が
ライブドア社長の
茶髪と細眉に
疑問を感じている
そんな結果でしょうか
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と思いきや
マニフェスト都知事
余裕の表情を
浮かべています
ニヤニヤしてます
憎たらしいほど
ニヤニヤしているぞぉ!
そしてスーツの
内ポケットに
手をいれました
今度は何が出てくる
バナナかワイロか
はたまたテポドンか
そんなものじゃ
驚かされないぞ!
って、えぇっ!?
そ、そ、そ、そ
それはまさかぁぁぁ!?
ムルアカだぁ!
右手には
光輝くムルアカを
持っていますっ!!
そして更に
な、な、な、な
なんとぉぉぉぉ!?
千春です!
左手にはなんと
松山千春を持っているぞ!
まぶしいっ!
まぶしすぎるっ!!
伝家の宝刀を
両手に握り締め
何をするつもりだぁ!!
誠に恐ろしい
戦いになりそうです
私を含め
国会議事堂に居る
皆さんは果たして
無事に生きてここを
出られるのでしょうか
もう腹をくくって
二人の戦いを
静観するしかありません
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えー今晩和
またまた
舞い戻って参りました!
夏の終わりに
散るのは誰だ!
第2万とんで9回目の
衆院選の始まり始まりぃ!
赤コーナー
六法全書を
三冊重ねて破る男
マニフェスト都知事ぃ!
対するは
青コーナー
セクハラじゃない
クールビズだ!が口癖の
真っ裸の大将ぉ!!
キーンコーン
カーンコーン
試合開始のゴングが今
ここ国会議事堂に
鳴り響きました
二人とも
胸元の議員バッチを
ちらつかせて
牽制しあっています
距離を取る
距離を取る
最初に仕掛けるのは
どっちだ
おっと
真っ裸の大将が
自分の脇の辺りを
まさぐっています
何か出てきましたね
アレは何だ
アレはぁぁぁぁぁ!?
ムネオハウスだぁ!
なんと
真っ裸の大将が
脇の下にムネオハウスを
隠していたぁぁぁ!!!
さすがは
全裸の全身凶器の
異名を持つ男です!!
これには
マニフェスト都知事も
さぞビックリ
させられている事でしょう
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知ってるよ
パパは大変なんだよね
いつもお疲れさま
お風呂湧いてるよ
でもその前に
死んでよ
お願い
パパ、いつもママと
何してる
子宮を取ったママと
何してる
いつものように
学校から帰ってきた僕
玄関を開けて
見たものは
パパ、ママに何してた
教えて
詳しく教えてよ
パパ、ママに何してた
見てられなくて
目を逸らした僕に
何をしてたか
詳しく教えてよ
僕の大好きなママ
愛してるんだママ
パパあなたの事は
心から尊敬してる
ホントだよ
でもね
ママとパパが
何をして僕が生まれた
僕は自分が大嫌いだ
ママとパパが
何をして僕が生まれた
パパ、死にたいよ
でもその前に
死んでよ
お願い
パパ、ママに何してた
僕の大好きなママに
何をしてたか
教えて
詳しく教えてよ
でもその前に
死んでよ
お願い
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信管がママの核に
直結してる
僕や世界が助かっても
救われないのはママ
どちらにしろ
ママを失うのなら
僕や世界は
救われなくていい
ママと一緒に
みんな爆発しちゃえ
ママ、お菓子が欲しいよ
甘いの辛いの塩っぱいの
ママ、友達が欲しいよ
親友と呼べるような
ママ、恋人が欲しいよ
尻の穴まで愛せるような
ママ、お金が欲しいよ
沢山の悩み解決したい
ママ、愛が欲しいよ
ありったけの愛をおくれ
ママ、ママが欲しいよ
ママ、ママ、ママ、
ママを頂戴、頂戴よ
どこに居るの
僕のママ
ママ、ママが欲しいよ
ママ愛してる
僕のママ
ママ大好き
どこに居るの
僕のママ
ママ、ママが欲しいよ
ママ、ママ、ママ、
ママを頂戴、頂戴よ
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人として
扱われなくなった
小動物より
虫よりもヒドイ扱いで
要らないものとして
道端にポイ捨てされた
たまたま不死身だった
アザだらけにされた体も
むしられた髪の毛も
砕かれた骨も
あぶられた性器も
ミンチにされた内蔵も
元通りの姿になった
感覚が無くなればいい
感情が消えてしまえばいい
そんな程度じゃない
精神的にも
肉体的にも
ボロボロだったのに
簡単に正常に戻ってる
最初から異常に狂ってる
生きている価値もないと
何度言われても
何度殺されても
生きている
まだ生きている
誰か一人でも
人として
見てくれなくなったら
その時点で
幸せになれないのか
普通さえ望めないのか
地獄を見るしか
死ぬ以外に
逃れられる方法は
生きている間に
楽になれる方法は
無いのか
死にたい
死ねない
死にたくない
生きたい
人として生きたい
人として生きられない
どこにも逃げられない
逃げなくてもいいような
居場所もない
それなら
死ぬ以外に
どうすればいい
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開かないドアの
向こう側に居る
君を遠くに感じて
怖くなって
ノックしようとした手
下ろして僕は
来た道を戻った
自分の部屋に帰り
そのままバタリ
床の上に倒れ
無気力に
携帯いじっては
意味のない言葉を紡ぐ
どうでもいいや
弱々しく吐いた溜め息が
今日一日を塗り潰す
そんな毎日を繰り返す
いつものように
部屋の明かりも点けず
ただダラダラ
横になっていると
どこからか
流れてきたメロディ
曲名は知らないけれど
幼い頃に
聞いたような
妙に懐かしくて
寂しくなるメロディ
触れると壊れそうで
僕の部屋の中
ぽつぽつと染みていく
静かにじっと
聞いていると
不意に君を思い出した
心地良い曲調なのに
なぜか心が痛む
君が頭から離れない
僕は胸を抑え
立ち上がって
外へ飛び出した
降りしきる雨の中
傘もささず走った
何度も滑って
転びそうになっても
走った
君の元へ
そして
僕は立っていた
相変わらず
開かないドアの前に
鍵は失くしてしまった
けど
君は失いたくないんだ
会いたい会えないを
リピートする毎日は
もう沢山だ
勇気を振り絞って
ドアを叩くよ
もう一度
僕が君と出会う為に
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自分を通す
相手を貫き
傷つけてまで
通る道に
待っているのは
そこまで
大切なものなのか
ダイヤにならない
石を研いても
光る訳がないと
どこかで悟っている
それでも
大切なものなんだと
君の声にさえ
耳を傾けず
自分を通す
相手を貫き
傷つけてまで
通る道に
待っているのは
それほど
大切なものじゃない
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その先はないぞ
後悔も希望も
未来も何もない
夜闇に浮かぶ
一ツ目に
表情を付けたのは
僕自身
自然に不自然を
混ぜたがる
灰色の心が
ゆらめく影に
生気を吹き込めと
嘘を吐いた
苦しみの淵から
飛び降りても
翼は生えない
まやかしを
信じていても
見えないものは
助けてはくれない
今以上はない
良くも悪くも
その先はない
此処しかない
僕は此の道を
歩くしか未知は無い
それでもいいと
逝ってしまっても
その先を描けるのは
残された人だけ
それでもいいの