影に引き込まれる誰かの詩が好きなのは僕が幸せだからかこれ以上何も望まなければ君と笑っていられるのに両手に抱えるものを手放したくなって離せなくて思い悩む事は愚かだと知っているのに汚れた壁に隠れ繰り返し誰かを閲覧して気持ちを暗くするどんよりと曇る影の下には僕の入る余地など在るハズも無いのに重なっていれば今を忘れて誰かに溶けて分かりあえる気がして止められない僕は幸せなのか俺はお前より幸せだと感じたいだけだ
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