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高級スプーンの部屋


[123] 夜道を歩く愚か者の唄
詩人:高級スプーン [投票][編集]

影に引き込まれる

誰かの詩が好きなのは

僕が幸せだからか

これ以上

何も望まなければ

君と笑っていられるのに

両手に抱えるものを

手放したくなって

離せなくて

思い悩む事は

愚かだと知っているのに

汚れた壁に隠れ

繰り返し

誰かを閲覧して

気持ちを暗くする

どんよりと曇る

影の下には

僕の入る余地など

在るハズも無いのに

重なっていれば

今を忘れて

誰かに溶けて

分かりあえる気がして

止められない

僕は幸せなのか


俺は

お前より

幸せだと感じたいだけだ

2005/02/11 (Fri)

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