ホーム > 詩人の部屋 > 高級スプーンの部屋 > 春風、君の手、なびく髪。

高級スプーンの部屋


[181] 春風、君の手、なびく髪。
詩人:高級スプーン [投票][編集]

その小さな両手を
大きく広げ
君は何を待っているの

隣に居る僕には
目もくれずに
遠くを見つめてる

必要なのは
二人だけだねと
目を合わせ笑ったのは
いつの日か

こっちを向いて
また笑顔
見せてくれるのを
夢の中
僕は待つだけで

望んだ想いは
時に飲まれ流され
君はどんどん遠ざかる

春の風
なびいた髪は
誰のもの
ふわりふわりと
優しく舞って



2005/04/26 (Tue)

前頁] [高級スプーンの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -