詩人:高級スプーン | [投票][得票][編集] |
造り物の花の種
懲りもせずに買ってきた
愛や勇気が咲くらしい
三日と持たずに
飽きたから捨てたけど
望んで君に
僕を委ねれば
幻想的な思考で
お空を飛べる気がした
所詮夢物語
出来っこしない
お話の続きめくるのを
早々に諦めたから
当て嵌まる項目に
マルをせず
無難な選択をした
間違ってるのに
平気な顔して笑ってた
怖くなるよりマシだから
欲しがっては
捨てていたんだ
必要なモノが無くても
やっていけるよ
その場その場で
はしゃいでいれば
笑ってられるし
容器はカラのままでも
膨れた気分さ
正しい朝が来るまでは
自分を外して
おやすみなさい
そうやれたら
どんなに楽か
誰に何を言われても
結局、僕は
他の誰でもないのか
雨が止む
静けさが走る
余韻の要因の断片を
拾いに行った日
見つけた幸せの花の種
高まる気持ち抑えられず
水をやりすぎてしまった
面倒なので
その他、に捨てた
信仰心の浅い僕が
どれだけ歌を排他って
君には追い付かない
届かない
分かってる
そんな事
けれども僕はまた育てる
懲りもせずに
何度も何度でも
咲かない花を咲かせる為に
歌声、幽かに鳴り響かせる