詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
開かない扉を
二度叩いたら
睡魔に邪魔され
白紙に戻った
いつも勝手に出て来ては
好きなように描くのに
無理に扉を
こじ開けようとしても
意識は繋がれたまま
横になって離脱するのを
夜から待っていたのに
太陽を迎えた今も
さっぱりじゃないか
開けゴマ!
開けコラ!!
数打ちゃ響くと
どれだけ殴っても
躱されてばかり
うなされて起きた時
目の前に苺の無い
ショートケーキがあって
もしや奴の仕業かと
寝ぼけた頭が疑ったが
昨日自分で食べたんだと
すぐにゲロしてしまった
たぶん妄想なんだろう
全ては誰でもない僕だ