詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
優しさは
ズルさだって
どっかで気付いてんだろが
僕ら共に騙される
その居心地の良さに
どれだけ賢くたって
これじゃまるで馬と鹿だ
そんなに甘くないから
高波が押し寄せる
それでも気付かないで
バカみたいに
じゃれ合ってる
この世が閉まるまで
時間を延長し続け
夢ばかり見てる馬と鹿だ
誰が何て言ったって
最初から何も
変わりゃしない
事態は悪化してゆく
誰にも止められない
混乱そしてショートして
今夜も踊ろうよ
馬と鹿の狂喜乱舞で
ランデブーさ
さよなら人間
高らかに呪文を唱えるぜ
ンーボゲナハンープス
運命はインチキだって
君の耳元で囁いたら
いつもとは違う
妖艶な夜を
過ごせそうかい
また一つ嘘を重ねて
繰り返し唇もね
フライハイバタフライ
馬鹿蝶だぜ
キまってるだろ
無駄な足掻きだって
バカにされても
どれだけ貶されたって
見えない蝶とか
追ったり追われたり
僕だって
悩んでるんだぜ
スゴイだろ
誉めてくれよ
それが優しさってもんだ
違うか
もう何にも聞こえねぇよ
手遅れだバカ
夢からオチずに
終われたら
救われなくても
ハッピーエンドなのに
僕らのリアルは止まらない
自力で走れ