ホーム > 詩人の部屋 > 高級スプーンの部屋 > ちぢれ毛から始まる恋物語@

高級スプーンの部屋


[308] ちぢれ毛から始まる恋物語@
詩人:高級スプーン [投票][編集]

そこの
お嬢さん
落としましたよ

アラ
何かしら
ってアンタ
手に何持ってんねん

何ってコレ
見りゃ分かるでしょ
アナタの
ちぢれ毛ですよ

いや
分からんわ
お前の行動は
公衆の面前で
何言うてくさるねん

いやいや
先程
公衆の便所でね
アナタの
スカートの隙間からね
落ちたんですよ
ちぢれ毛が

いやいやいや
だから何言って
けつかるねん
つか
トイレしてるん
覗いてたんかい
ワレ

そうですね
アナタが
好みの方だったので
つい

お前アタマ
オカシイやろ
病院行けや

可笑しいのは
アナタの
ちぢれ毛の
ちぢれ具合ですよ
ホラ
見て御覧なさい
この
ちぢれっぷり

もうええわ
病院てゆうか

警察に電話するからな
待っとけや

勘弁して下さいよ
ブタ箱の飯は
まずいんで
もう食べたくありません

前科あんのかよ

2005/09/09 (Fri)

前頁] [高級スプーンの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -