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高級スプーンの部屋


[414] 追憶に見る君の物語
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知ってる
知ってる
知ってる
知ってる
知ってる

知ってる
知ってる
知ってる
知ってる
知らない

知ってる
知ってる
知ってる
知らない
知らない

知ってる
知ってる
知らない
知らない
知らない

知ってる
知らない
知らない
知らない
知らない

知らない
知らない
知らない
知らない
知らない

左から右に
上から下に
読み進めるだけでは
手に入らない



23冊と157頁と7行目
君は話を終える
あとがきも残さずに

二人が出会ってから
いままでの
数冊間を回想しても
思い出せない場面が多い
出会う前の君の物語
20冊近くについても
あまり聞かなかったし

もっと深く
読めば良かった
もっと色々
話せば良かった
君を失ってから
3冊と304頁目に
何度目かの後悔をした

僕の物語は
まだ続いている

2005/11/20 (Sun)

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