詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
ビデオ試写室で
一人過ごした夜
静かな朝に
静かな気持ちで
目を覚ます俺
そして気付く俺
あぁ
今日はイヴか
あぁ
今日はイヴだ
あぁ
俺は一人だ
だからなんなんだ
みんな浮かれてんなよ
恋人の居ない
友達とも予定合わない
俺のテンション
上がる訳ねぇだろ
外に出た
雪だ
ホワイトクリスマスだな
って喜ぶヤツの
気が知れねぇ
だってただ寒いだけだろ
サンタなんて
老体にムチ打って
頑張ってるし
まぁ実際打たれてるのは
トナカイだけど
あぁ
こんな時に
ジジイの事
考えたって萎えるだけ
こんな日には
女の事考えてたい
俺だって抱きたいな
そんな夢抱いてもな
実際問題
起きてスグ
ビデオ選んで
見て速攻で抜いてた
俺ってね
どうかね
あぁ
虚しいや
卑しいや
癒し欲しいや
聖夜にセイヤッて
精を出す性夜希望
なんて無理
でも一人は嫌だな
燃えたいな
萌えたいな
でも一人じゃダメだな
さっき出したばかり
なのに
もうかなりムラムラ
こっちは元気ないってのに
お前ってヤツはもう
あぁ嘆いても仕方ねぇ
抱きたいなら
抱きに行くしかねぇ
ねぇ
そこのお姉さん
ってティッシュ貰って
どうする
どうするもこうするもねぇ
家に帰って一人でね
ティッシュ使うっきゃねぇ
ってアホぅ