詩人:高級スプーン | [投票][編集] |
なんとなく
持つ気がしなくて
使わなかった
でも
なんとなく
持ってみたら
割と使い易かった
未読のメッセージは
どんなに
アナタ好みの
内容だったとしても
なんとなく
気乗りがしないと
なんとなく
読む気がしないもの
そんなんで
一度横切ったら
二度と出会わない
モノだってあるから
分からないな
さて
どうしたものか
スプーンを使って下さい
スプーンを使って下さい
スプーン売りの青年は
平面の向こう側で
スプーンを売っている
活きているのかい
降らせた多くの詞は
想いを沢山
詰め込んだ作品となって
向こう側に並んでいるか
使えるスプーンを
作れているのか
青年はスプーンを
スプーンをスプーンを
スプーンを売って
たまに
フォークを投げて
また
スプーンを売ってるんだ
タイトルとは正反対だ