ホーム > 詩人の部屋 > 高級スプーンの部屋 > 眠れる森へ潜れない不夜城の迷子

高級スプーンの部屋


[496] 眠れる森へ潜れない不夜城の迷子
詩人:高級スプーン [投票][編集]

夜明けが
カギを握る
頭が冴え
輝く眼
闇夜を照らしても
朝が来るまで
奴は姿を現さないから
夢の扉は開かない

疲れた体は
閉め出されまま
静寂を跨いで
明日へと繋がって
抜けやしない

朝日が顔を出す
凍えている僕は

ふわぁぁあっ

開いた手を見ると
そこには

ふわぁ

ひどい話だ

はぁ

2006/01/26 (Thu)

前頁] [高級スプーンの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -