詩人:高級スプーン | [投票][得票][編集] |
何もこんな日に
別れ話をしなくても
じゃあどんな日に
まあそうだね
セックスをする時だけ
何か違う
冷静な自分は
後ろに居て
見ているだけ
ひねりのない行為
動物に道具を持たせても
進化しない
ただ気持ち良いだけ
あっさりした笑顔と
深い暗い重い影が妙に
君を際立たせる
気味が悪いね
吐き気がするよ
アンタの顔もね
仰る通り
みんな帰る
いつかは終わる
一昔前に流行った
ポップスを
まだ聴いている
哀 LIKE 愛
そのセリフ何度目だ
使い回しも良いところ
無味乾燥で腐りもしない
つまらな過ぎて
笑けてくるね
目は怖い
見ていない
もしかしたら息も
夢じゃない
裁かれろ尻ショック
別れよう
愛してる
終わりにしよう
最後にもう一回
もうそろそろ
ダメまだイかないで
あっ
単調に曖昧に
すっきりしない
春混じりの空
白い雲に滲む青
一欠片の分際で
完璧を望むから
まともに成れない
卒業しません
形だけの幸せ抱いて
それでも幸せだって
重痛い
今日も明日も明後日も
不幸せな人の分まで
ワガママに身勝手に
不敵に僕は
君は素敵だ
アンタもね
まあね
嘘だよ
まあ
雨音を聴きながら
泣いても仕方ないのに
突き刺さって痛いんだ
止められない
この流れ
桜は咲く遥か前に
散っていました
何もこんな日に
薔薇さなくても
じゃあどんな日に
今日じゃない日に
あっそ
何人かの人は
壊してしまったけど
捨てられずに
大切にもせずに
怖がりながら
痛みを感じない時も
無意識には守れないけど
まだ待ってはいるから
懲りずに
また悔やんでいるから