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高級スプーンの部屋


[610] 彼女が背を向ける
詩人:高級スプーン [投票][編集]

許される選択肢は
ないのに
明日には
きみが笑っていた

繰り返し
繰り返し
繰り返すことが
当たり前な顔をして
こっちに向けた目
まっすぐ見れたらな
心からそう
思えていたら
変われたのかな

だとか
ニセモノの揺らぎは
明後日には
完全に消えている

時間が解決するより
少し手前で
泣いているの
泣いているよ
そっと優しく
そっと触れても
泣いているよ

だから最初に
言ったでしょ
なんて事はなく
無言だ
許される選択肢は
ないのに

何度目かの今日に
バカが背中を見てる
必死そうに

そうなる前に
置けなかったのか

2006/07/20 (Thu)

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