浮かぶ言の葉掴んで殺さぬようにそっと優しく放してやると目の前に広がった心の風景飽きもせずそんな事ばかり繰り返す毎日いつの間にか前にも見たような景色しか飛ばなくなった同じ詩しか書けないそう気付いても止めずに止められずに言の葉を使って心を描いた一人一色の世界でこの気持ち省けば僕は残らないだから、想いに浸かり言の葉を待つ深みにハマらぬよう自らを侵さぬよう狭間に身を潜めて閃き舞い降りる瞬間をじっと待つ
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