秋の風と共に

仄かに薫る

キンモクセイ


暖かな太陽の陽射しを浴びて


甘い薫りを放つ

涙を流すくらいなら

貴方に
逢わなければ
良かったと

後悔する


いつも
あの別れを

思い出しては
涙が溢れる



どうして
貴方は去ってしまったのか




どうして……

時々、

空想に陥るんだ…



生きることに疲れたとき

自分の人生に迷ったとき



でも、すぐに抜け出す





空想から
抜け出せなくならないように……

貴方は今
何を考えているのだろう??

もしかしたら
私のことなんかどうでもいいと思ってるのかもしれない


知りたい…知りたい…

覗き穴があればわかるのに…


だから

自分の気持ちを



はっきりと『告白』するんだ

貴方の気持ちを知るために

ここで逢えたのは

単なる偶然なんかじゃない

ここで この“詩”を読む人も

あなた独りかもしれない

それでも

運命を信じたい…

校庭の片隅に咲いた一輪の華

儚く 哀しげに見えた

しかし たくましく 誰よりも強く

輝いて生きている


これからも生き続ける

煌めく夕陽が海に映る

私の心まで映し出されそうなほど
純粋に輝いている

遥か彼方には
夕焼けに劣らず一番星が光っている

こんなにちっぽけな悩みで落ち込んでいる自分が
小さく思えた

秋風に舞う枯れ葉は

自分の仕事を終えてほっとしている

雨や雪に耐えて
風にも立ち向かい

たった今
その人生を終えた

次は地面の栄養になって命を作る

辺り一面
白銀の世界になった

太陽の光で輝く雪はダイヤモンドのよう

雪の下では
花たちが

恋しそうに
春を待っている

悪夢は多くの夢を壊す

光が降り注いでも

闇に吸い込まれても

悪夢は消えない

「もう、頑張れないよ…」

そう思ったその瞬間

夢は粉々に砕けて散る

大切な事は

諦めず

夢に向かって

走り続けるコト