あの頃
君は 確かに
笑ってた
僕の隣で
幸せに抱かれてた
君の温もりが
この右手から消え
季節が変わっていくのに
気付き始めた
風が
すり抜ける
僕が いつも
一番に
抱き締めていたかったのは
君なんだ
何もかも
捨ててしまえるほど
愛していたのに
何もかもを
捨てるタイミングが
分からなかった
奇跡が起こるなら
もう一度
この手を繋いで欲しい
そしたら
その次の瞬間に
死んでしまいたい
消えてしまいたい
もう
君を失うのは
怖いから
僕には
それは
怖すぎるから
2005/04/29 (Fri)