詩人:芥子、 | [投票][編集] |
枝毛を見つけた?
でも気にしない!
この世はシュールで壮大なパロディ
ちょっと太った?
でも気にしない!
この世はシュールで壮大なパロディ
あのコにフラれた?
まぁ次があるさ!
この世はシュールで壮大なパロディ
恥をかいても?
それも経験!
この世はシュールで壮大なパロディ
この世はシュールで壮大なパロディ
むしゃむしゃ甘い夢の国の
空気を吸えばトリップできるの
あの世はクールで荘厳なパラダイス
まぶたを縫いつけても
意味ないよ目ざめるんだよ
唇にチャックをしても
関係ないよ魂はやかましいモノ
心に鍵をかけたって...膨れあがる本能
大人しく女の子らしく
なんてまぁ馬鹿げてる
大人らしく男らしく
なんてほんとにまぁ馬鹿げてる
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うんざりするよ。飽きることなく
またおなじ失敗くりかえす自分に
今度こそさよならって思うけど
誓いをたててもいきなり無敵にはなれない
きみの目に映る世界の色は
きみだけが知るオリジナルの彩だから
きみにだけ聴こえるメロディーならば
きみだけが救える。はずの心模様
あともうちょっとで傾きそうな
こんな不安定な暮らしの中でも
かすかに願える信じられるものが
あるとすればそれは。ふたりの未来だけ
きみの心が生んだ世界の壁は
きみだけが壊せる意識の中の障害
きみにだけ通じる合言葉さえあれば
きみだけを。信じていけると思ってた
だからどうして。別れが必要なのか
わたしにも分かるように説明してくれない?
滑ってゆく言葉をまたかき集めて
ここで組み立てるさびしい罠と
ぎりぎりのレイトショー。今夜さいごの
ふたりのさいごの幕が開けるよ
微笑むように泣いた
うつむいたりは。しないよ
きみの脳にすこしでも美しく焼きつきたい
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かなしいのは生きているから
ときめくのも生きているから
深呼吸のあとで空をみた
どうでもよくなってどうでもよくなった
私の心に生きる幻想が
私の体を生かしている
目の前を素通りする群れは
マネキンなんかじゃないから
おなじように血と汗と涙を流す
おなじようにここで月を見る
ここで繰り広げられる
すべてのことに
無駄なものなんて何一つ
ないと信じることができたら
あらゆる困難も逆境も
それもまた愉しめる気がしたよ
今を消費しつづけて
振り返る過去を築いてく
確かなそれぞれの痕跡が
この世界の一部になってゆく
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引きずりだした過去
めくってもめくっても、めくっても
一度は味わったものだから
悲しみも感動もない
おいしくないものは
正直食べたくなんかないわ
だって、心も人生も
容量は限られてるんだもの
これから切りひらくはずの
ミライとゆう未知の場所で
甘くあまい麗しい夜に
めぐりあうことを夢みよう
しとしと降る雨のおとが
子守唄のようにきこえる日
心音と寄り添いあえば
ひとりじゃないって、嬉しいね
おなじ夢でねむり
おなじ夢に目ざめて
おなじ夢を生きる
それはすてきなライフ
おなじ夢を愛し
おなじ夢をだいて
おなじ夢で死にたい
それはむてきなライフ
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ぜんまいが切れたように
ぷつりと止まる
しじまに揺れる
深いため息は何を潤す
その閃光は何を導く
翳る心に愛が眠る
現実の夢は終わり
一瞬のPAUSE
ここから夢中の現実がはじまる
本当に大切なことに気づける
ゆうべからの憂鬱を
振りきるCHANCE
こんな情況も
ゲームと謳って憚らない
その視線の先にあるもの
如何やって覆そう
如何にして自分を仕上げよう?
破天荒が売りの
処世術なら
潔く最後まで
足掻いたらどうじゃい
雲行き顔色
流行の末端まで
何もかも無視して背負う
くらいの覚悟が欲しい
送られた視線に
ぐっと感情は迫り
貫く姿勢にぼくは美学を見た
しなる刃
空を映して世界が終る
血飛沫はどんな言葉より
きみの生を引き立ててくれる
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この箱を壊せないまま
きつく蓋をしたまま
きっとすべてを持って渡るのかな
誰の声も届かない
何もかも遮断する壁と
窮屈な窮屈な世界で
信じたい星空だけを
ただ眺めて祈るように
君がくれた言葉はぜんぶ
覚えているよ
もらった手紙もちゃんと
のこしているよ
でも君はたぶん
忘れてしまっただろうね?
新しい生活で
きっと笑っているよね
もしあの海に沈んで
君が私を思い出してくれるなら
私は悪魔の手をとっても
かまわないんだけど
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濁りきった瞳じゃ
世界のぜんぶ映せない
鮮やかな恋とか
お決まりの嘘とか
眩しくてイタイ
きみのそばに居たい
もどかしさを知って
大人になるのを拒んでる
取ってつけたよな人生
やるせない感じで
たとえば試練だとして
さらに実験と仮定して
それでもジレンマ
うまく語れないだけ
絶望のフチに立った今
あとは彼女が
背中を押せば完璧
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世界が何度冷たく凍っても
誰かの温もりはそれを溶かすだろう
愛なんて不確かな言葉より
その魂が証明するだろう
何度も死を願った君がそのたび
死線くぐり抜け上手いこと生かされ
こうして今ここに在るのだって
偶然なんかじゃないだろう
信じなさい。乞うご期待
雨降って地固まる。再来の朝
答えはひとつ。あなたが決める
すべてはひとつ。あなたの中に