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芥子、の部屋


[9] 絶望のフチ子さん
詩人:芥子、 [投票][編集]

濁りきった瞳じゃ
世界のぜんぶ映せない
鮮やかな恋とか
お決まりの嘘とか
眩しくてイタイ

きみのそばに居たい
もどかしさを知って
大人になるのを拒んでる
取ってつけたよな人生

やるせない感じで
たとえば試練だとして
さらに実験と仮定して
それでもジレンマ

うまく語れないだけ
絶望のフチに立った今
あとは彼女が
背中を押せば完璧

2015/11/14 (Sat)

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