詩人: ハミ | [投票][編集] |
ここは、見渡す限りのすすきの野原
まるで、ここはなにか感情をもった、新しい世界
ざわぁー―
ざわぁー―
黄金色の新しい世界
僕の後ろの通りで、子供がうれしそうに何か拾った
母親は、あぶないって、それを捨てさせた。
その子もずっと、すすきの大群を見てた。
ここにはいつか船がくる
どうかそいつに乗せてほしい
また、風が吹いた・・・
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ねぇ、帰りたいよ
とおいとおいあの頃へ
月はまだグレープフルーツ
毎晩はじけて、わたしたちを包むの
そしたら全ての出来事がね
今までのこと、みい〜んな・・・
楽しみだね
明け方に手をつなぎましょう
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つよくならなきゃ
わたし、かわらなきゃ・・
このままじゃ、白がみんなをぬりつぶすから
あの子たちをみているのはわたしだけみたい
あぁ、
空気がどんどん冷えていくよ・・・
心配なのはね、
心配なのは、
両手にのったうすいキミドリ
小さな小さなキミドリのマユ
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ときどきわたしは、目をつむるの
変なくせかもね
でもね、そうすると感じれるんだ
やっぱりみんな、つながってるって。
ほら、見えるよ、なにもかも白でぬったらね
ぼくたちの心が
浮かび上がる、いろんな心が
体感してみよう
(そして)
忘れないでみよう
(たまに)
思い出してみよう
ときどきわたしは、目をつむるの
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みんなに会いたいから
今日が早く終わりますように
家ではいつも一人だから
今日が早く終わりますように
明日がくればみんなにあえる
この詩をかいているときも
なんだか心細い
テレビのニュースや思い出が
ぼくの心をよわらせていく
明日になれば、みんなに会えるから
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僕はおこって
夕焼け色のエンピツで、スカスカの空気をぬりつぶした。
それは一種のくらやみ
だいだい色や、オレンジのくらやみ
僕は半ば泣きながら
ケシゴムでみんな消した。
そしたらみんな、がっかりした風な顔をして、
なんだ、一緒なんだなって、
思った。
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あの子についてる鈴が好き
とことこ歩くたびしゃらしゃら鳴って
あの子についてる鈴が好き
目の前に居なくても
しゃらしゃら
押し入れの奥からだって
しゃらしゃら
その音が聞こえるから、安心してられる
ずっと聞けるかな。
あしたも、あさっても、来年も、その次も。
あの子についてる鈴が、とれませんように・・・
今もぐっすり寝てる
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ひきがねをひいてください
冷めた、私の腕
あいかわらずピンクとオレンジが
行ったり来たり、私の目
スイッチをおしてください
全く動かない私の足
あいかわらずピンクとオレンジが
行ったり来たり、私の目
ほおずりをしてください
冷えきった私の体
さよならをいってください
乾いた、私の心に