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ハミの部屋  〜 投稿順表示 〜


[31] そら ゆき ふたり
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空にはもう雲もないのに



羽みたいなゆきが降ってる



静かなトランペットが鳴って



ゆきが本当の羽になったら



せめて魔法がとけるまで




二人でいてね

2004/12/30 (Thu)

[32] かんたんなこと
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かんたんなことなんだね、僕が変わってしまう事は。



かんたんなことなんだね、君が変わってしまう事も。



かんたんなことなんだね、人が死んでしまう事は。



人が産まれるのはいつも、大変な事なのに。



嫌だな、そんなの。


2005/01/27 (Thu)

[33] 優しい部分
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こころのずっと、深いところで



くまの子供とやりとかげ



ちいさな事で、けんかする。



幼い頃にうまれたよ



こころの中の、優しいぶぶん



見えなくなるのは嫌だから



こうしてたまに、見つめるの。


2005/02/01 (Tue)

[34] 黒いプール
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黒いプールにつかってる。まるで出口のないような。



黒いプールで泳いでる。空もみんな真っ暗け。



黒いプール、



黒いプール、



昼間より素敵。



まっくろけっけの



黒いプール。


2005/02/02 (Wed)

[35] 何処に行くの。
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一体、何処に行くのかしら。



この道は、間違いなのかしら。



感覚は、何処に行くのかしら。



一体、何処の何が正しいと言うのかしら。



いつか年老いたら、分かるかしら。



何気無い日常の、プラスやマイナスや。



様々な心象だけが、ここに残って。



虚無感の向こう側に。



このまま皆で、行くのかしら。


2005/02/07 (Mon)

[36] 悪いことをした
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また悪いことをして


僕は僕の猫を見る



目は開かないし



毛なみはボロボロ



それだって生きなくちゃ。



いきなりなんて変われない



後戻りなんて出来はしない



だからね、


こんなに楽しい



こんなに、



こんなに悲しい。


2005/03/27 (Sun)

[37] くじら
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感覚があります


ふわふわ、ふわふわ浮いています



くじらが泳いでいます


小魚をたくさん食べます



わたしはそっとその脇を


そっと泳いでいるのです



くじらが泳いでいます


海の流れに沿って


くじらのひげが揺れています



わたしはそっとその脇を


そっと泳いでいるのです


2005/04/02 (Sat)

[38] 自動販売機
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僕は つめた〜い の方だよ



君は あったか〜い の方



入れるお金は 一緒だけれど

2005/12/01 (Thu)

[39] 生まれて消える
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たくさんの、小さな幸せ




思い出す、大きな失敗




ヒトとして、生まれたんだ。





忙しい日々と、ゆっくりの景色





通り過ぎて、消えていくよ。





注がれた





メロンソーダの、泡のよう。




2005/12/21 (Wed)

[40] グッピーと逃避
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きっと、寒いのがいけないんだ。



僕はジャケットを羽織って外へ出る。



ボタンのない方の生地には、



おおきなグッピー。



僕の飼っている猫に食べられちゃうから、


多分ここにいるんだろう。



僕がみんな正しいのなら、


夜はずっと明けはしないよ。



シャケがたくさん川を登るけど、


そこですぐに死にはしないよ。





街中に猫がいるから、


丘の上には猫係が暮らしてる。




誰も信じないって事は、



誰かが信じてるって事。




きっと誰も、正しくなくても。


2006/01/17 (Tue)
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