詩人: ハミ | [投票][編集] |
いろんな物が怖くって
みかん畑に逃げこんだ
とってもここが広いのと
香りが素敵だったから
あさつゆの草を踏みながら
奥へ奥へと進んでく
いつまでたっても、空が水色なのは
僕が逃げ出してしまったから
たいせつな誰かを置いて
逃げ出してしまったから。
詩人: ハミ | [投票][編集] |
あまがえるを見たとき、
僕はかわいいと思った。
小雨が気持ちいい季節に、
初めて見て、初めて。
僕は、そう思った。
きっと、それが出会いで。
いつも、何かのきっかけ。
大きく、大きく育ったら、
僕を食べてもいいよ。
舌を、ながくのばして。
僕を食べてもいいよ。
詩人: ハミ | [投票][編集] |
溶かしてみてはじめて、
気付いたんだね。
わかっているよ。
わるいけむりにまかれて、
たいへんな一年をすごしたことも。
だれかとはじめて、手をつないだ時。
おとがしたの、今みたいに。
・・ねえ、
もうおきれるでしょう。
コンロはまだまだ、にたつまえ。
だれかのことばが
あなたを、おこすよ。