詩人:葉乃 | [投票][編集] |
たまに想う
こうして部屋で
暗い空見上げて
一人でいると
あまり静かすぎて
もうこのまま
独りなんじゃないかって
不安で仕方なくて
押しなれた番号
必死で探す
お願い
出て
お願い
独りにしないで
暗い部屋
一人
いつだって
明るい毎日
なのに
なんで
貴方がいない部屋はこんなに暗いんだろう
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貴方
言ったよね
『最初から出逢わなければ』
いつもそうよ
貴方
失敗
後悔
かき消して
現実すり替えるばかり
私達が出逢ったこと
間違いみたいに
罪みたいに
私達が共有した時間が
涙に浸るわ
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太陽に背を向けない
向日葵が好きだと
貴方は言うけれど
私は儚げに揺れる
カスミ草が好き
そんなこと
貴方に言ったことはないし
言うつもりはないけれど
あの花みる度
貴方の隣にいる
私と重なるのよ
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いつも見つめる一点
私は貴方をまっすぐ見る勇気なくて
ほんの1センチズレた
窓の向こうを見ていたわ
そんな私を楽しむように
貴方はまっすぐ私を見つめるから
私はとうとう
もう貴方に背を向けた
少なくとも
私の中じゃ
貴方が一番なの。
そんな貴方に見つめられたら
もうどうかしちゃうよ…
わかっていて
見つめ続ける視線
焦点ハズれることなく
私のもとへ
視線は温度となって
私を抱擁する
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どんなに疲れててもね
ベッドに横になるとき
端っこに寄るクセ
ついちゃったみたい…
もう貴方の寝顔を
隣でみること
きっとないのにね…
なのに
真っ暗な部屋
ベッドの端っこで
横向いて
貴方の寝顔
愛しく思い出すの
冷たい布団のなか
私ひとり