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兎姫の部屋


[2] 其は己の欲の為、其は己が欲の為
詩人:兎姫 [投票][編集]


僕の手のひらに舞い降りた

小さな光 それは君

暗闇の僕は空に手を上げる

それしかできないけど

時に波がきて君を飲み込もうとするかもしれない

けれど 切なる願いは空へやること

ここじゃない別のどこかへ

物はいらない

心も媒体も魂も

ただ走馬灯の如く廻る己の記憶を餌に

僕は地下を這う

我が理性と欲の偽善の間にみる

叫ぶ赤子を上にやるために

2008/07/01 (Tue)

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